総量規制とは

総量規制。普通の生活をしている中で、それほど頻繁に出会う言葉ではないですよね。とはいえ「なんだか難しい言葉ですね。新しい四文字熟語の一種ですか?」などと、ズレた質問をしてしまったソコのアナタ。ダメですよ。意外にもこの言葉、私達個々の生活に対して、非常に縁が深いのです。知らないとソンをする、もしくは大変なメにあってしまいかねないキーワードなので、重々知っておかないといけません。

それじゃこれ、一体なんなの? 分かりやすく、カンタンに説明しましょう。実はこれ、お金の貸し借りに関する法律の『貸金業法』に盛り込まれた、新たな取り決めなのです。ズバリ一語で言い表すなら、こういう意味合いになります。

“借りすぎ貸しすぎ防止策”

一時期“カード破産”や“多重債務”といった言葉がニュースで頻繁に聞かれました。ようするに、お金を借りすぎてしまい、当人の返済能力を遥かに超えた金額を借り、首の回らない状態となってしまう。一部消費者金融でも、与信(いくらまでなら返済可能なのかを業者側が調査し、借り手に見合った融資枠を決定すること)は問題大アリなのにドンドン貸す。営業社員は自らの業績を上げたいので、次々とお金を貸してしまう。こうしたルールなき現実が繰り広げられた結果が、前記の破産を生む原動力となっていました。

そこで2007年(平成19年)12月19日、従来の個人向け貸出しに関する基準が変更。『改正貸金業法』と通称される新法が施行される運びとなり、2010年(平成22年)6月18日までの期間に渡って段階的に実行へと移されていったのです。

この中で新たに採用されたのが、総量規制なるモノ。前述の借りすぎ貸しすぎを未然に防ぐ目的で、個人が消費者金融などからお金の借りるにあたっての上限を設けたわけなのです。先ほど記した2010年(平成22年)6月18日付で完全施行となりました。

では、その上限はいかほどなのか? どういう基準が設定されたのか? その辺りについての詳細を、次の項目で説明しましょう。

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